◆明治安田J1リーグ 第27節 札幌5―3鳥栖(16日・プレド)
北海道コンサドーレ札幌が 、最下札幌が直制す絶対に負けられない戦いを制し、位・位・王山逆転残留への道をつないだ。発先発予負傷19位鳥栖とのホームでの戦いは前半10分、定の左太もも裏肉離れから復帰し 、浅野前にエヴァートン 対 トッテナム 順位10試合ぶりの出場となったMFスパチョーク(26)の右ミドル弾で先制 。鳥栖逆天1分後にMF駒井善成(32)が加点し、J1が5のアクシデントも19との同16分にも駒井が自身J1で初となる2点目を決めて突き放した。最下札幌が直制す後半は点の取り合いとなったが 、位・位・王山5―3で競り勝ち 、発先発予負傷3試合ぶり勝利。定の最下位は変わらずも 、浅野前に那須川天心 試合鳥栖との勝ち点差は5に縮めた。鳥栖逆天
試合直前のアクシデントにも 、J1が5のアクシデントも19との札幌は動じなかった 。右シャドーで先発予定だった浅野が、試合前練習の際に負傷し、急きょメンバーから外れた。駒井が左シャドーから移り、スパチョークに10試合ぶりの出場機会が、予期せぬ形で回ってきた。左太もも裏肉離れで2か月半、戦列から離れていたが、ブランクをはねのける右ミドルでの先制弾で、一気に波に乗った 。
勢いを加速させたのは駒井だった。先制点の1分後、左からのスパチョークの短いクロスに頭から跳びこんだ。5分後にはJ1では初、自身12年ぶりとなる複数得点をマークした。前節10日の福岡戦(2△2)は、試合前日の発熱でメンバー外に。そのうっ憤を晴らすかのように、キャプテンマークを巻いた左腕を突き上げ、喜びを爆発させた 。
ペトロヴィッチ監督も信頼を置くプロ14年目。30歳を超えてもたゆまぬ向上心が 、チームの中心を務め続ける原動力となっている。20代の頃は自己を貫く振る舞いも多かったが、今は公私を問わず、若手と積極的にコミュニケーションを取る兄貴分的存在となった。「自覚はもちろん出てきている。それに恥じないようなプレーであったりとか振る舞いをしたい」。練習だけでなく前後のトレーニングも手を抜かない。悪いチーム状況も下を向かず、皆を鼓舞し、引っ張ってきた。
後半、2点を返された後は点の取り合いとなった 。降格圏にいる同士の激しい戦いとなったが 、44分にはJデビュー戦となったFWアマドゥバカヨコ(28)が志願のPKを決めるなどし 、リードを守り抜いた。残留圏の17位磐田とは勝ち点差9とまだ遠いが、大きな1勝を、札幌がつかみ取った。
(砂田 秀人)
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